京極のふきだし湧水

京極町は北海道虻田郡にあり、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山のふもとに位置しています。この京極町には、京極のふきだし湧水が溢れるふきだし公園があります。ふきだし公園には透き通った綺麗な湧き水があふれ毎日水を汲みに来る人達や観光客で賑わっています。

ふきだし公園は1985年に環境庁の名水百選に選ばれており、2001年には北海道遺産としても認定されています。京極のふきだし湧水は羊蹄山の地下に長い年月をかけて溜まった雨水や雪が地下水となり京極に自然に湧き出したものです。1日の水量は8万トンにもなり、約30万人の生活用水に匹敵する量になります。水温は年間を通して6.5℃前後で冷たさを保っています。

京極のふきだし湧水は硬度は23㎎前後の軟水でとってもまろやかで飲みやすく、コーヒーや和食などに相性が良く喫茶店や飲食店でも利用されています。京極のふきだし湧水はスーパーやネット販売などでも人気のミネラルウォーターになっていたり、ホテルなどでも利用している所が多くあります。

ふきだし公園には名水プラザ、三角ステージ、トイレ、遊具、芝生広場があります。食事処もあり北海名物のジンギスカンやふきだし湧水で入れたコーヒーを味わえます。綺麗な湧き水が流れる川にはヤマメなどの川魚も多く生息し、名水プラザでは取れたての川魚料理を味わうことも出来ます。

京極町周辺はじゃがいもや野菜が豊富で、美味しい食材を味わえる場所でもあります。綺麗な湧き水を利用したうどんやそばなどを味わえるお店も多くあります。観光地として有名な札幌や小樽、洞爺湖などにも近いため、途中立ち寄れるスポットとしても利用されています。